安全と信頼の証エコテックス®

OEKO-TEX®STANDARD 100とは?

OEKO-TEX®のSTANDARD 100は、350を超える有害化学物質が対象となる厳しい分析試験にクリアした製品だけに与えられるラベルです。
世界最高水準の安全な繊維製品の証として、100ヶ国以上の取引や消費の際の大切な指標となっています。
このラベルは、顧客の信頼と製品の高い安全性を象徴しています。
ここでは、STANDARD 100のラベルの意味と、価値の理由について説明します。

ラベルの意味は?

繊維製品にSTANDARD 100ラベルが貼られていれば、その製品のすべての構成要素、つまり糸、ボタン、その他の付属品が有害物質検査済みであり、人体に無害であることを保証します。
有害物質を対象とする分析試験は、エコテックスの広範な評価基準に基づき、エコテックスが提携する独立機関によって実施されます。
STANDARD 100の限度基準値は、国や国際的な要求事項を超えています。
評価基準は少なくとも年に一度は更新され、新しい科学的知見や法的要件によって常に拡張されます。
メーカーや顧客にとって、有害物質に関する法的状況を日々把握することは容易ではありません。
OEKO-TEX®協会所属の専門家がこれを代行し試験をクリアする事で初めてラベルを付けることが出来ます。

国産だから安心なの?国外の繊維製品への有害物質規制

MADE IN JAPANだから、安心・安全。そう考えている人は少なくないはずです。
真摯に仕事に取組み、デザイン性も技術も品質もとても優れている製品が多いのが日本製と知られています。
ただ、有害物質への法規制としては、日本よりもっと厳しい国がたくさんあることをご存知でしたか?
欧州をはじめ、アジア諸国でも、有害物質に対する規制は急速に高まっており、取引の際に確認されるケースが多々あります。
スタンダード100は、すべての国の規制をカバーできるよう、世界最高水準の安全基準となっています。

どのような品物が認証されますか?

原則として、糸から始まり、完成した生地や完成品に至るまで、あらゆる加工段階の繊維製品がSTANDARD 100の認証に適しています。
モジュール方式により、最終製品にSTANDARD 100ラベルの表示を許可する前に、部品や原料の一つひとつを検査しています。
これには、糸、ボタン、ファスナー、裏地が含まれます。
表地に施されたプリントやコーティングも、それぞれに適用される基準に従って有害物質の検査が行われます。
ベビーベビー用品や、衣料品、装飾品のいずれにおいてもです。STANDARD 100のラベルが貼られた製品は、信頼の証です。

認証実績

エコテックス®スタンダード100認証は、1992年の発足より、のべ20万件を超える認証実績があり、
今なお全世界での需要が高まっています。
欧州では、取引や購入の際にエコテックス®ラベルの有無を確認されることも多く、消費者にも高く認知されています。

認証取得国数:世界106ヵ国、のべ200,000件以上
※日本国内、のべ5,200件以上の認証実績

製品クラスとは

製品クラスとは、使用目的に応じて分類された安全性のレベルです。
乳幼児のような敏感肌であったり、肌との接触が大きい製品ほど、規制値の基準は厳しくなります。

クラスⅠ:この製品分類にはベビー衣類やパジャマなど、生後36か月までの乳幼児向けの製品が含まれ、最も厳しい要件と制限値が設定されています。

クラスⅡ:皮膚に接触する製品を対象とした分類。ブラウス、シャツ、下着、マットレスなど、直接肌に触れる機会の多い製品で構成されます。

クラスⅢ:皮膚に接触しない製品を含む。ジャケットやベスト、ベルトなど、肌との接触が全くない、あるいは最小限の物品を対象とされます。

クラスⅣ:主に装飾材料が含まれる。テーブルクロス、カーテン、椅子張り生地など、家具に使用される初期製品および付属品を含むすべての物を対象とします。

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