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マットレスに使われているウレタンフォームの比較

マットレスに使われるウレタンフォームには、低反発ウレタン、HDフォーム、HRフォーム、クールエラスティックフォームなど様々な素材が使われています。
通常使われているウレタンフォームとどのような違いがあるのか、リストアップしました。

ウレタンフォームの種類

  • ポリウレタンフォーム
  • HDフォーム
  • HRフォーム
  • クールジェルメモリーフォーム
  • メモリーフォーム

ポリウレタンフォーム

ポリイソシアネートとポリオールを、触媒、発泡剤、整泡剤などと一緒に混合して、泡化反応と樹脂化反応を同時に行わせて作られる最も基本的なウレタンフォームです。
一般的に家具で使用されるウレタンフォームは、他のフォーム材に比べ密度が低いフォームである場合が多いです。
また、低密度のウレタンフォームは加工が容易のため、プロファイル加工など形状にカットされ、クッション材として使われます。
反発弾性はごくわずかで、反発係数も低いです。
メリットとして安価で手に入れられ、軽くとても柔らかく、加工がしやすい素材となるが、気泡が潰れて元に戻らなくなってしまうため耐久性が低く長持ちしないデメリットがあります。
省コストのマットレスに使われる主な素材となっています。

HDフォーム

HDフォームとは、High Density Foam(HDフォーム)の略称です。
私生活の至る所で使用されている構造用硬質ウレタンフォームで、車の内装部品や振制防音材などとしてよく使用されます。
高密度のため硬く、非常に耐久性が高いのが特徴です。
スプリングマットレスで使用される場合とハイブリッドマットレスでは、スプリングを支えるために高密度フォームが使用される場合があります。
また、沈み込みを防ぐために心材として使われる場合があります。

HRフォーム

HRフォームとは、High Reslience Foam(HRフォーム)の略称です。
HRフォームは、マットレス製造に使用される最も上質で丈夫な素材の一つです。
オープンセル構造に基づく高い弾力性により、優れた身体支持を実現します。
高い反発力を持っているので、寝姿勢で過重が主にかかる肩や腰の部分が沈み込むのを防いでくれます。
また、耐久性が高く高反発のため、HRフォームのたるみ率は低く長期間の使用にも耐えられます。
優れた人工学的、整形外科的特性と高い弾力性により、プレミアムクラスの中間層やサポート層として使用されています。

クールエラスティックフォーム

従来のメモリーフォームに、特殊な冷却ジェルビーズを配合したものです。
クールエラスティックフォームの効力を発揮するのは、寝苦しい夏場です。
温度変化に非常に敏感な素材のため、体の熱をしっかりと吸収し、即座に分散してくれます。
また、衝撃吸収能力が高く、すぐ隣で寝ている人が居ても振動が伝わらず快適に睡眠を取ることが出来る素晴らしい素材です。

メモリーフォーム

通常のメモリーフォーム(低反発ウレタン)は、圧力と温度に反応するバルーン形状の数十億個のオープンセルでできています。
一般的なマットレスに使用されるメモリーフォームは、密度によっていくつかのカテゴリーに分類され、40kg/m3がベーシックメモリーフォーム、50kg/m3がハイクオリティ、60kg/m3がスーパーハイクオリティ、80kg/m3がプレミアムクオリティに属しています。
有名メーカーのテンピュールなどは主に低反発素材を使用したマットレスを開発しています。
クッション性が非常に高く、寝心地や触り心地はまさに包み込まれるような感覚になります。
しかし、高反発ウレタンフォームより重たい素材のため、マット全体の重さもかなりのものになります。
そして、形状記憶能力が高い素材なので、寝姿勢にへこんでいる状態から寝返りをする度に労力が必要になります。

まとめ

それぞれのフォームには一長一短があり、椅子のクッションや枕といった要所で適してる素材があります。
マットレスに限っては、必ずしもこの素材!とは言えませんが、総合的に見るとポリウレタンフォームよりHRフォームが優秀と分かります。

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