ウレタンとポリウレタンは同じもので、ウレタンの正式名称が『ポリウレタン』です。
ウレタンはポリオール成分とイソシアネート成分を配合して作られるプラスチックのことです。
配合方法や成形で独自の特性を持ったウレタンが作られ、硬度や粘度、弾力性などその種類は100以上あって、幅広く生活の中に使われています。
ウレタンに使われる成分は?
ウレタンとは、ポリオール成分とイソシアネート成分が反応して形成するウレタン結合を持つ化合物のことで、液体薬品を化学反応により膨張させて固めた素材です。
プラスチックと総称されるもののひとつで、ウレタンは「ポリウレタン」の通称でもあります。
ウレタンは伸縮性に優れており、強度が高く、硬度のバリエーションが豊かです。
そのほかにも、軽量・吸水・吸音・断熱・衝撃吸収などの特徴があり、繊維やフィルム、塗料、金属接着、工業製品といった幅広い分野で使用されています。
ウレタンフォームはソファやマットレスに使われている
フォーム(FOAM=泡の意味)状のウレタンのことを指します。
発泡剤、整泡剤、触媒などを混ぜ合わせ、泡化反応と樹脂化反応を同時に行って作られる均一なプラスチック発泡体です。
台所用のスポンジや、ソファやマットレスなど様々な場面で使われています。
フォームは硬さによって3つに大別されています。
軟質ウレタンフォーム
とても柔らかくクッション性と復元性に富み、クッション材やスポンジ以外にもあらゆる用途に使われます。
3つあるウレタンフォームの中で、一番身近に使われている素材です。
台所用のスポンジや、ソファやマットレス、衣類、車のフィルターなど様々です。
半硬質ウレタンフォーム
軟質と硬質の中間の硬さで、高反発、高弾性です。
軟化ウレタンフォームはおおよそ表に見える部分で使われますが、こちらは主に表に出ない心材などで使われることが多いです。
ソファやマットレスにも使われ、軟化ウレタンフォームと2層構造にすることで座り心地よくする効果などがあります。
硬質ウレタンフォーム
小さな泡の集合体で、密度が高くギチギチに詰まっているため熱が伝わりにくいという性質があります。
建築での断熱材やブイ、浮き類の浮力材などに使われています。
HRフォームとは?
ポリオールの構造によりポリエステルフォームとポリエーテルフォームに分けられますが、通常のウレタンフォームはポリエーテルフォームに分類されます。
その中で、密度や硬さや反発弾性などを生成時に使用される添加物によって変えていきます。
TEDBEDで使用されるHRフォーム(Hi-Tech Elastic Form)では、より高い弾力性と耐久力を持ち、伸縮性を高めどんな寝姿勢にも合わせて動くように作られたウレタンフォームです。
また軽さを維持するため内部の気泡となるセルを減らさず、通気性も確保されています。
そしてTEDBEDの工場で製造されるHRフォームには、CertiPUR認定されているため、人体に影響の出ないエコでクリーンな素材となっています。