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マットレスの寿命はどれくらい?買い替えのタイミングとは

マットレスって長く使えるものというイメージを持つ方が多いかと思います。
ただ、マットレスを汚してしまったり、使っててすぐにへたれてダメになってしまわないかと不安な点も多いはずです。
頻繁に買い替えする物でもないので、どれくらい長持ちするのかが大事なポイントになります。
マットレスの買い替えを考えている方、丈夫で長持ちするマットレスを考えている方、またはマットレスの買い替え時を知りたいという方に参考になれば幸いです。

マットレスの素材によって左右する

マットレスには様々な材料が使われており、その素材によって耐久年数が大きく変わってきます。
短いものでは2~3年でへたれたり、有名ブランド(Serta、Sealy、Simons、France Bedなど)のメーカー製品であれば8~10年もしくはそれ以上使用出来たりもします。
メーカー品の場合、保証期間が設けられている場合がほとんどです。
長時間の使用を想定した振動・衝撃・加重の連続試験(JIS試験)などの結果、おおよそ変化の見られる年数が表示されます。
また、ウレタンフォームでは高反発と低反発の2種類ありますが、高反発の方が耐久性が高く、低反発の方が比較的耐久性が低くなっています。
また、配合する材料などによって固さや復元率などそれぞれ違ってきます。
低反発素材でも優秀なメモリーフォームといったものも存在します。

クールエラスティックフォームとは

使用する人や環境によって左右する

先ほど述べた耐久試験では、常に一定の連続試験を行われるため、実際とは異なる場合があります。
体格の良い男性の方が「3年でダメになった」と言うのと、華奢な女性の方が「3年でダメになった」というのでは雲泥の差です。
そして、使用される環境によっても差が出ます。
例えばウレタンフォームの場合、熱によって多少変化する物があり、電気毛布やストーブなどの熱源が近くにあれば劣化が早まったりします。

買い替え時の症状の現れ

毎日の使用でずっと同じ場所で寝続けるとどうなるのか?だんだんと人の形にヘタレが見えてきます。
特に寝ている姿勢で過重のかかるお尻や肩、そして頭の部分から沈んでいきます。
ウレタンやフェルトの詰め物であったり、スプリングコイルの反発力の低下などによって症状が現れます。
このような状態での使用を続けると、体に負担のかかる寝姿勢をとるような形になり、腰痛の原因や寝違えなど、睡眠の質を下げる要因になります。

柔らかすぎるマットレスはなぜ悪い?

柔らかすぎるマットレスを使うと腰を悪くする等聞いたことあるかと思います。
実際にどのようになるかというと、沈み込みすぎて背中や腰を丸める状態になっていたり、寝返りがしにくくなるといった問題点が出てきます。
寝ている姿勢でマットレスとの接触面に血流が滞るのを防ぐため無意識に寝返りをします。その寝返りが打ちにくいとなると、無駄な体力を使ってしまい眠りが浅くなる上に寝起きの疲労感が残ってしまいます。

硬すぎるマットレスは悪いのか?

では硬すぎるマットレスの場合はどうなるのか?
人間の背中というのは、お尻や肩など凸凹とした面になっているため、硬すぎるマットレスで寝ると局部的に圧力が集中し床ずれを伴い痛みが出ます。
必然的に寝返りの回数が増してしまい、眠りが浅くなってしまいます。
また、仰向けの場合腰の部分が常に浮いている状態となり腰に負担が掛かってしまい、腰痛の原因になります。

自分に合うマットレスを選ぶ事が長持ちに繋がる

硬すぎず柔らかすぎず、自分の寝相や体格にピッタリと合うマットレスを選ぶ事が、結果的にマットレスの使用年数を伸ばすことに繋がります。
マットレスを選ぶために、実際に寝て寝心地をしっかりと確かめてから決めましょう。
触るだけ、座るだけではマットレスの固さ具合や寝姿勢がどれくらいフィットするのか、しっかりと寝て比べて見て下さい。
まず仰向けで寝てもらい、お尻と背中の間にある腰部分の空間がどれだけ埋まるのかを見てください。
指を入れるのが窮屈と感じられる程度が、腰へしっかりとマットレスが触れ負担が軽減されます。

プロの販売員に相談する

どのマットレスがどういった特性があるのか、どれくらいの固さがあるのかを把握しているプロの販売員に相談してみましょう。
自分だけで選んでみても、それが本当に合ってるのか?不安になる方が多いはずです。
ご自身の睡眠での悩み、寝方などしっかりと伝えて、説明を受けて、実際に寝て、納得の出来るマットレスを選びましょう。

マットレスを長持ちさせるために

マットレスを長く使用するために、定期的なメンテナンスが必要です。
まず、っと同じ面、同じ向きで寝続けていると、その部分だけヘタレるのが早くなるので、マットレスが両面使えるものであるのなら定期的にローテーションを行いましょう。
ローテーションは、頭と足の向きを逆にする、または裏と表をひっくり返すことを指します。
こまめに変えてあげることで、マットレスの持ちが大きく変わってきますので、特にオススメです。

ベッドパットとボックスシーツをしっかりと着用する

人は睡眠時に約500~600mℓほどの水分を失われるといいます。
寝ている時の汗などは、マットレスにしみ込んでいくとやがて黄ばんできたりと汚れが目立ちます。
汚さないためにも、しっかりと寝具の着用をしておきましょう。
ボックスシーツは外用の汚れから守り、ベッドパットは汗などのボックスシーツを貫通したものを吸着してくれます。

マットレスの通気性を良くする

マットレスを選ぶ際に通気性も大事なファクターとなります。
通気性が悪いと、特に梅雨時期や夏場などでマットレスに湿気が溜まり、快適に眠れず寝にくくなる上にカビの発生もしやすくなります。
定期的にマットレスを立てて陰干ししたり、掛布団を取って湿気の逃げ道を作ってあげましょう。
通気性の良いマットレスでも、同様にメンテナンスしてあげてください。

定期的なメンテナンスを行うにあたり、スプリングマットレスは重量物でありますので作業を行うのが大変です。
無理に一人で作業しようとせず、二人以上で作業してください。
また、取り扱いが比較的楽なノンコイルマットレスが軽くてオススメになります。

TEDの高反発ウレタンマットレスとは?

ベッド・マットレスのサイズはどう選ぶ?

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